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小槌の釜渡りの勘蔵という人が、カゲロウの山で小屋がけして泊まっていると、
大嵐がして小屋の上の木に何かが飛んで来てとまって「あいあい」と、小屋の
中へ声をかけた。
勘蔵が返事をすると「あい東だか西だか」と、また言った。どう返事をしてよいの
か分からぬので、しばらく考えていると「あいあい東だか西だか」と、また木の上
で問い返した。
勘蔵は「何、東だか西だかあるもんか!」と言いざま二つの弾丸をこめて、
声のする方を覗って打つと「ああ」という叫び声がして、沢鳴りの音をさせて
落ちて行くものがあった。
その翌日行って見たが、何のあともなかったそうである。何でも明治二十四、
五年の頃のことだという。 遠野物語拾遺118
お久しぶりです。ところで上記↑に登場する謎の生物?妖怪?
に対する、またたびさんの見解を聞きたいと思ってきました。
どう思います?
http://dostoev.exblog.jp/
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